衛生管理者(計30時間)

衛生管理者試験最新傾向(平成26年度上期最新の公表問題から)

全般的に試験問題が難化しているとはいえ、頻繁に出題される問題も多く、そのような問題は、その時々の生活環境や労働者が置かれた環境を反映したものともいえます。
今回は、そのような典型的な問題を2問、紹介いたします。
分野 問題 解説
労働衛生 問題33 食中毒に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

(1) 毒素型食中毒は、食物に付着した細菌が増殖する際に産生した毒素によって起こる食中毒で、黄色ブドウ球菌によるものなどがある。
(2) 感染型食中毒は、食物に付着した細菌そのものによって起こる食中毒で、サルモネラ菌によるものなどがある。
(3) O-157やO-111による食中毒は、赤痢菌の毒素と類似の毒素を産生する大腸菌による食中毒で、腹痛、出血を伴う水様性の下痢などの症状を呈する。
(4) ボツリヌス菌は、缶詰、真空パック食品など、酸素のない食品中で増殖し、毒性の強い神経毒を産生する。
(5) ノロウィルスは、手指や食品などを介して、経口で感染し、ヒトの腸管で増殖して、嘔吐、下痢、腹痛などの急性胃腸炎を起こすもので、夏季に集団食中毒として発生することが多い。
解答 (5)

ノロウィルスは冬季に発生することが多い。

最近は、食中毒でも、鳥インフルエンザウィルス、ノロウィルス、O-157などのウィルス感染による症状に罹患する労働者が増えている。夏季だけでなく1年中そのようなウィルスに罹患するリスクが存在している。
労働生理 問題37 自律神経系に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

(1) 自律神経は、内臓、血管などの不随意筋に分布している。
(2) 自律神経である交感神経と副交感神経は、同一器官に分布していても、その作用はほぼ正反対である。
(3) 自律神経系の中枢は脳幹及び脊髄にある。
(4) 心臓に対しては、交感神経の亢進は心拍数を増加させ、副交感神経の亢進は心拍数を減少させる。
(5) 消化管に対しては、交感神経の亢進は運動を促進させ、副交感神経の亢進は運動を抑制させる。
解答 (5)

交感神経の亢進は消化を抑制し、副交感神経の亢進は消化を促進させる。

最近では、うつ病等の心的疾患で休業する労働者が急増しているが、この自律神経が正常に機能しないことが原因の一つとされている。
上記のように、毎日、テレビや新聞などで取り上げられるニュースに出題傾向のヒントが隠されている場合も
あります。
日々、新聞やテレビ等で、生活・医療・労働・衛生・健康などに関連する最新のニュースに触れるようにしましょう。

注目すべき出題傾向や法改正点

近年の新しい出題ポイント!

出題ポイント 出題分野 内容
AED
(自動対外式
除細動器)
労働生理 一次救命措置としての心肺蘇生手段として使用される機器で、駅、学校、ホテル、市民ホールなど、公共機関に多く設置されています。近年の試験においては、マウスツーマウスによる人工呼吸、心マッサージ方法等とともに、繰り返し出題される論点
です。
職場における
喫煙対策のための
ガイドライン
労働衛生 H8年から「職場における喫煙対策のためのガイドライン」が示されているが、その後、健康増進法で、事務所等多数の者が利用する施設管理者に対し、受動喫煙防止対策を講ずることが努力義務化されたこともあり、近年の試験では、繰り返し出題される論点です。

法令改正点

※講義内容・講義資料には反映されております。
出題ポイント 出題分野 内容
労働基準法 月60H超過分の割増賃金率が2割5分以上から5割以上に引き上げ 当分の間、中小企業は2割5分以上のままです。また、労使協定によって、引き上げ分に相当する2割5分以上の割増賃金に変えて、代替休暇を与えることも可能。
時間単位での年次有給休暇の請求が可能 労使協定を締結することによって、1日単位や半日単位以外に、時間単位での有給の請求が可能。(年5日分が限度)
労働安全衛生法 胸部エックス線検査項目の省略 40歳未満の一定要件の該当者は、定期健康診断受診時に省略可能。
以下のア〜ウ以外の方で、医師が必要でないと認める場合
ア 5歳毎の節目年齢(20歳、25歳、30歳及び35歳)の方
イ 感染症法で結核に係る定期の健康診断の対象とされている施設等で
働かれている方
ウ じん肺法で3年に1回のじん肺健康診断の対象とされている方

カリキュラム区分

  分野 時間 第一種 第二種
一種・二種共通科目
労働生理
8H
労働衛生(有害業務以外)
4H
関係法令(有害業務以外)※ 1
8H
一種専用科目
労働衛生(有害業務)
5H -
関係法令(有害業務)※ 2
5H -
※ 1・・・労基法、安衛法・規則、事務所衛生基準規則
※ 2・・・労基法、安衛法・規則、特別規則・特別法(有機溶剤中毒予防規則、鉛中毒予防規則、
     電離放射線障害予防規則、石綿障害予防規則、粉じん障害予防規則など)

一種・二種共通科目

労働生理(8時間)
  • 人体の組織と機能
  • 人体の機能の変化
労働衛生(有害業務以外・4時間)
  • 衛生管理体制
  • 作業環境要素(一般作業環境)
  • 作業環境管理
  • 作業管理
  • 健康管理
  • 健康の保持増進対策と労働衛生教育
  • 労働衛生管理統計
  • 有害業務に係る衛生概論
  • 救急措置
関係法令(有害業務以外・8時間)

労働基準法

  • 総則
  • 労働契約
  • 賃金
  • 労働時間
  • 休憩・休日(割増賃金・みなし労働時間含む)
  • 年次有給休暇
  • 年少者及び女性
  • 災害補償他
  • 就業規則
  • 寄宿舎他

労働安全衛生法

  • 総則
  • 安全衛生管理体制
  • 安全衛生教育
  • 健康診断

一種専門科目(有害業務対策)

労働衛生(有害業務・5時間)
  • 作業環境要素
  • 作業環境管理
  • 作業環境管理および健康管理
関係法令(有害業務・5時間)

労働基準法

  • 有害業務に係る制限

労働安全衛生法

  • 有害業務に係る制限

特別規則・特別法

  • 各種特別規則・特別法


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